白血球王:
死しても代わりなど
いくらでもいる
代用品の俺がこんな事を…
貴様らのせいで
…どうやら俺は
完全にどこか
壊れてしまったらしい
銀時:
壊れてなんかいねェよ
代用品なんかじゃねーよ
てめーは俺なんぞより
よっぽど大した野郎だ
護るべきもんをきっちり
護り通したんだ
たまだけじゃねェ
俺達の命まで
だから
死ぬんじゃねェ
ダチなんぞのために
死ぬんじゃねェ
ダチのために
俺達のために生きろ
銀時:
もうてめーの命は
てめーの好き勝手
できる所に
ありゃしねーんだよ
お前はもう
たまを護るだけの
存在なんかじゃない
お前が護った分だけ
お前を護ってくれる
存在がいるのさ
…わらわら
まるで白血球みてーだろ
白血球王:
つくづく厄介な
男のコピーに
生まれたものだ
こんな時になっても
感謝の言葉も…
涙も…
ロクに出てきやしない
…どうするんだ
お前ならこんな時
銀時:
笑うのさ
ツイート銀時:
冗談よせよ
こんなムセー野郎
だらけの所に
女一人置いて逃げられるか
そいつぁ俺の役目だ
月詠:
この件にぬしを
巻き込んだのはわっちじゃ
早くゆけ
わっちも必ず後からゆく
銀時:
ワリーな
別離際に女が吐くたわ言は
真に受けねェ事に
してるんだ
月詠:
わっちを女扱い
するのはやめろ
そんなものはこの傷と
共に捨てたと
何度も言っている
銀時:
ケッぱふぱふ位で
ギャーギャー喚いてた奴が
ぬかしやがるじゃねーか
月詠:
…お願いだから
…行ってくれ
お前とは
対等な立場でいたいんじゃ
お前といると…決心が鈍る
…これ以上
わっちの心をかき乱すな