人の上に立つ者は
下の者の気持ちも
知っておかねばならぬ
パッツリゴム
もっさりブリーフ派だ
武器をおさめよ
くだらん争いはこれまでだ
そち達は
いずれも国を護る
大切な兵ぞ
その命
みだりに散らす事は許さぬ
余がふがいないばかりに
迷惑をかけた
礼を言わせてくれ
汚名を着てまで
…よくぞ余の忠臣を
護り抜いてくれたな
そなた達がいなければ
私は…
私達は
大切な育ての親を
見殺しにする所であった
爺
すまなかったな
こんなに近くにいたのに
お前の苦しみに
気づいてやれなくて
お前はその人生をかけ
将軍家のために尽くしてくれた
なのに将軍(わたしたち)は
お前を苦しめる事しかできなんだ
爺
今からでも間に合うか
約束の刻に…
ツイート主君に剣を
向けてなどいない
たとえ国賊と蔑まれようと
たとえ国中を敵に回そうと
彼らが護り通そうとしたものを
私は知っている
彼らを縛るは
為政者が作りあげた
都合のいい法ではない
彼らが仕えるは
将軍という空虚な器ではない
己が信念という法
己が魂という主君がため
彼らは戦ったのです
幾ら汚名を
着せられようとも
その心は
何者にも汚せるものではない
私がそれを罪と定め
彼らを裁くとあらば
暗愚な私(しゅくん)に
剣を向けた我が軍は
全て罪人にござる
これを全て裁いていては
この国は滅ぶ事になりましょう
彼等に一切の罪はござらぬ
全ての咎は
彼等の主君たりえなかった
将軍家にあり
叔父上
あなたを止められなかった私も…
責を負う覚悟はできております
共に
地獄へ参りましょう
お引きとりを
ここは
侍の国にござる
私はリーダー制を
廃止するつもりはない
だがリーダーが上に
座していては組織が
高く積み上がる程
下の者の気持ちを
見通せなくなる
かといって
横に並べば皆共倒れだ
ならば私は…
自らを土台として
組織を…
民を支えたい