神楽：
…何も見えない
何も聞こえない
ドス黒い闇の中で…
聞こえたアル
お前の声が
私を護ってくれたのは
新八
…お前アル
私…悔しい
もっと強くなりたい
…みんなを護れる位
誰にも自分にも
負けない位
新八：
…僕もだよ
でも今は
立ち止まってる暇なんて
ないだろ
こんな僕らの力でも
必要としてくれる人達が
今いるんだ
僕らにも護れるものが
今あるんだ
いつだって
何かを護る度に
ちょっとずつだけど
僕ら
強くなってきたじゃないか
だから
涙をふいていこう
きっと僕ら
また一つ
強くなれるさ
晴太：
銀さん言ったじゃないか
血はつながってなくとも
家族より強い絆があるって
そうさ…
血なんか関係あるかよ
オイラを泥棒から
足洗わせてくれた
まともな生活を
送れるようにしてくれた
一人ぼっちのオイラと…
一緒にいてくれた
短い間だったけど
楽しかった
じーちゃんが死んでから
初めてだった
あんなに楽しかったのは
母ちゃんと何も変わらない
みんなは…
銀さんは…
オイラにとっちゃ
大切な家族なんだよ!!
大切なことをいっぱい
教えてくれた
かけがえのない
人達なんだよ
それを
こんな所に捨てていけ
っていうのかよ!!
こんな所に
見殺しにしていけって
いうのかよ!!
銀時：…
そいつが聞けただけで
俺ァもう充分だよ
行ってくれ
俺をまた
敗者にさせないでくれよ