星海坊主
………
大人か…
たかがボーイフレンド
一人位で
確かに
…大人気ねーよな
わかっちゃいるんだ
わかっちゃ…
…アイツがガキの頃は
日々の成長がそらァ
嬉しくてな
仕事から帰る度に
やれ立って歩いただ
やれ言葉を覚えただ
一喜一憂してたもんだ
いつからかな
アイツが
大人になっていくのを…
素直に喜べなくなったのは
いつからかな
嬉しさよりも
…さびしさが
先立つように
なっちまったのは
銀時
ガキどもの
先に立って先陣きって
走るのが大人の役目だと
思ってたんだけどな
でもやっぱり
いつか追い抜かれて
それを笑って見送ってやんのも
大人の役目なんだな
ハァ〜〜ア
俺ァまだまだ
走れんだけどね
星海坊主
………フン
そういうこった
俺もお前も
まだまだケツの青いガキって事さ
のぼりますか
俺達も
大人の階段
ツイートダイ皇子
オイ
ちょっと待てよ！！お前
俺とはなればなれに
なってもいいのかよ！！
俺がむこうで
浮気とかしても
いいってのかよ！！
神楽
そういう事アル
ダイちゃん
愛なんて
そこら中に転がってるネ
でも
あのバカどもは
地球（ここ）にしか
転がってないアル
銀時
言葉なんかなくたって…
遠く離れ離れになったって
きれねェ絆（もん）も
あんだろうよ
なんせコイツぁ
鈍（なまくら）だ
つながってるよ
てめーらも
…俺達も
クサナギ
……銀時はん
ありが…とう
最後に
あんさんらみたいな
鞘に出会えて
良かった…
ツイート桂
自分を救ってくれた
恩人のため いや
愛する妻のため
死してなお
幾松殿と親父殿を
引き合わせようと
していた男
そして愛する娘のため
記憶を失ってなお
親子で分け合った
一杯のそばの味だけは
忘れず
娘のラーメンを
食べにきていた男
銀時 俺達は
幾松殿を愛した
二人の男に導かれ
ここへ来ただけだ
俺達ができるのは
彼等のラーメンの
残り汁をすする事位だ
フッ
俺達の出る幕など
最初から
…なかったのかもしれぬな
銀時
だが…
それでも
幾松に二人の思いが
伝わるなら
てめーの思いなんざ
伝わらなくても
もう一人の男は
…いくんだろ
愛する
幾松のラーメンがために
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